2022年4月9日土曜日

サピックス偏差値2023 感想(男子編)

お疲れ様です。

お風呂で学習シリーズ第3弾です。


5年生になると歴史漬けになって、地理を忘れてしまいます。6年生になった時のために、日常生活で触れておくだけでも違います。

ランキング系はデータバンク入門としてもオススメです。


<サピックス偏差値2023 感想(男子編)>

個人的な感想ですが、ボリュームゾーンで結構動きがありましたね。

以下、ボリュームゾーンを勝手に定義しました。

・偏差値50〜60あたり

・受験生人口が密集し、1点の差で順位が大きく変わるレベル

※サピックス偏差値を基準とする


2022年の倍率、志望者数を考えると

武蔵、海城、渋谷渋谷、本郷

の偏差値上昇は順当だと思います。

これらの学校は筑駒、開成レベルには手が届かないけれども、現実的なレベルを見据えて難関校を手堅く抑えたい受験生が集中した結果、難化傾向にあります。


特に武蔵は御三家ブランド効果で人気が盛り返していますね。


気になるのは駒場東邦=偏差値60(昨年と変わらず)です。

2022年は出願者数が減少し、倍率が2.0を割りました。同じ偏差値帯の他校と比べて狙い目の年だったと言えます。

偏差値が下がるかと思いきや、60をキープしている理由を勝手に考察しました。

「2月1日入試しか行わない」

ことが背景だと推察できます。

今年、偏差値59に上昇した海城、渋谷渋谷は複数回受験を開催します。

2月1日、1回勝負で565名の出願者がいたことを考慮すれば、駒場東邦の偏差値60は不自然ではないと考えられます。

加えて出口(大学進学実績)に関して、2022年東大進学者実績は麻布に次ぐ位置であること。海城、渋谷渋谷を上回っていることも駒場東邦の実力を裏付けるものです。

総合して考えると、駒場東邦は2022年に関してはお買い得校だったかもしれません。
(ただし、6年後の大学進学実績がどうなるかは未知数です。)


あと1点、気になったことですが、

聖光学院の偏差値が開成に近づいてきました。

大学進学実績が好調、しかも東大現役合格者数の割合が大きいです。

神奈川エリアはもちろん、東京でも開成よりも聖光学院の方が自宅から近いご家庭は聖光学院を選ぶケースがあります。

今後、どこまで上昇するか、動向に注目です。


その他、例年通り大学付属校は人気ですね。中大横浜、明大明治等、偏差値の上昇している学校がいくつかあります。


今後も首都圏の中学受験思考は加熱すると思いますので、情報収集は親の仕事として怠らないように心掛けます!