2022年9月12日月曜日

御三家志望者を吸収する学校は?(男子編)

お疲れ様です。

二月の勝者 16巻は本日発売です。


それにしても、紙のコミックが715円…値上がりが酷い!


<御三家志望者を吸収する学校は?(男子編)>

2月1日に御三家を受験したが、残念ながら一歩届かず…という人を集めて最近レベルが上昇している学校。

海城
渋渋
早稲田(これは最近ではありませんが…)

筑駒、聖光学院、渋幕は御三家よりも志望度が高いケースも見受けられますので、少し立ち位置が変わります。


サピックスマイページの「併願パターン」を見るとよく分かります。


●海城(2月3日)のケース

2月1日受験校
麻布>開成>武蔵

開成受験者は2月3日に筑駒を受ける人が多いため、麻布受験者が海城に流れるケースが目立ちます。
 

●渋渋(2月2日)のケース

2月1日受験校
開成>麻布

開成受験者は聖光学院を受ける人が多いですが、通学の関係で渋渋を選ぶケースも見受けられます。

麻布、武蔵受験者は偏差値の変わらない(むしろ高い)渋渋を回避して、本郷を抑えるケースの方が目立ちます。


●早稲田(2月3日)のケース

2月1日受験校
早稲田>開成>麻布


早稲田は第一回に早稲田を受けるケースが最もメジャーです。開成・麻布を受験する人は2月3日は比較的海城に流れる傾向がありそうです。


これらをまとめると、海城が御三家受験者を最も吸収。そして、(省略しましたが)本郷(2月2日)も一定数の麻布、武蔵受験者を確保していると思われます。


開成受験者→聖光学院・渋渋→筑駒(海城)

麻布・武蔵受験者→本郷→海城



その要因として


海城・本郷の入試問題は比較的クセがないので、併願対策の負担が少ない


ということが考えられます。

息子が両校の過去問を解いたことがありますが、渋渋や聖光学院等と比べると、非常に解きやすかった(問題にクセがなく、サピックスオープンの延長線上)とのことでした。

これはある意味、御三家受験者の生徒を吸収するための、学校側の戦略だと言えるでしょう。